代表理事の想い

まだ食べられるモノを、お金をかけて捨てていませんか?
〜備蓄を社会貢献に〜

地震多発国 日本では、企業の防災意識が高まり、従業員のための食糧備蓄はアタリマエになりました。
同時に品質保持期限管理において、入替対象の非常食をどうするかという問題が顕著になっています。

現実には、品質保持期限間近の非常食の多くは廃棄処分されており、
日本の企業は、悩みながらも、まだ食べられるモノを、お金をかけて捨てているのです。

その一方で、食料不足に苦しみ続けている人々が世界中にいます。
同じ地球上に、今も一片のパンを渇望している子供たちがいます。

私は、企業の防災備蓄のお手伝いをさせていただいておりますが、
入替対象の非常食を、廃棄ではなく、有意義に利用する方法としての輸出を考えていました。
つまり、入替対象の非常食を、食料を待ち望んでいる人々に届けたいということです。

日本で作られる非常食の品質は向上を続けており、
その多くは常温での長期保存に対応でき、長距離の物流にも適しています。
食料不足に苦しみ続けている人々に必ず喜んでもらえるでしょう。

ただし、それを実現するには、さまざまな課題があります。
その中でもとても大きなもののひとつに物流があります。
支援先の国に信頼できるルートがあるのだろうか?
必要としている人に本当に届くのだろうか?
誰か任せではなく、確実に届けられる独自のルートを構築しなければ、目的は達成できません。

「お金をかけて捨てている食べ物を、待ち望んでいる人たちに確実に届け、食べてもらう」
その橋渡しをするために、コネクトライフエイドは誕生しました。

日本の優れた非常食に、1社でも多くの企業、1人でも多くの賛同者の力とあたたかい心を吹き込んで、
食糧を待ち望んでいる人々に届ける。

企業の備えを、単なる備えで終わらせず、
非常食のライフサイクルの最後を、最も意義のある形に変えて、
賛同者と支援先の人々の、いのちと心をつなげる。

それが、わたしたちのミッションであり、
日本の企業備蓄の「アタリマエ」にしたいと考えています。

一般社団法人コネクトライフエイド
代表理事 田中 章寿

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